一緒に癌告知を受けた夫の気持ち
今日は朝から雨降りで、家の中もじっとり。
猫も大人しく、眠そうにしています。
以前のブログで、一緒に癌の告知を受けた時の
夫の気持ちをインタビュー形式でまとめたものがありますので、
今回はそちらをアップします。
ほんの5つの質問だけですが、宜しければご覧下さい。
そして最後に、我が子を諦めた私達夫婦の今の思いをまとめます。
- 当日、病院までの道のりや待ち時間はどんな気持ちだった?
- 主治医から「子宮体がん」であると告知を受けた時、どうだった?
- 子宮や卵巣の摘出は免れない状況に、夫として正直どんなことを思った?
- 子供や今後の結婚生活について思うこと、考えたことは?
- 将来への不安(再発や余命など)は感じなかった?
- 子供を諦めた私達の今の思い
当日、病院までの道のりや待ち時間はどんな気持ちだった?
→癌だと信じていなっかったので、特に何も考えていなかった。
でも、診察室に呼ばれるまでの待ち時間は正直生きた心地はしなかった。
そんなはずない、と思いながらも診断を聞くまでは不安だったんだと思う。
主治医から「子宮体がん」であると告知を受けた時、どうだった?
→頭が真っ白になった。
人一倍健康には気を遣っているりり子が、この歳で癌になるなんて信じられなかった。
横で取り乱すりり子を見て、自分は冷静でいなきゃいけないと思った。
子宮や卵巣の摘出は免れない状況に、夫として正直どんなことを思った?
→命が助かるのであれば、摘出に対しての抵抗は感じなかった。
子供や今後の結婚生活について思うこと、考えたことは?
→子供がもてない事より、女性として子供を産めない体になってしまうことが辛かった。
もっと早く子供を授けさせてあげられればよかったと申し訳ない気持ち。
子供が産めないから結婚生活をやめるとか、そういう考えになったことはない。
将来への不安(再発や余命など)は感じなかった?
→感じなかった。治る、大丈夫としか思ってなかった。
根拠はないけど治るという自信しかなかった。
…ということでした。
夫は基本的に穏やかでおおらかな性格の人です。
夫の当時の気持ちを聞いて、妻の私が言うのもなんですが、優男ですね。
あまりにお手本のような答えを言ってくれるので、ただのノロケ記事のようになってしまったかもしれませんが、夫の気持ちを知ることができてよかったです。
子供を諦めた私達の今の思い
夫はもともと子供が欲しいという思いが私ほどは強くなく、
「自然にできればそれでいい。できなければそれはそれで二人の生活を楽しもう。」
このように考えていました。これは私の癌が発覚する前から夫が言っておりました。
私はというと、子供が好きということもあって我が子を待ち望んでいましたが、もし自然に授かることができなければそれはそれで二人の生活を楽しもうと思っておりました。つまり夫と意見はほぼ一致しておりました。
とはいっても、あと10年は自然妊娠の可能性もあると思っておりましたので、31歳にして子供を諦めるということは非常に受け入れがたい現実でした。
いまだに、友人や親戚の子供と会うと
「子供はいいなぁ。赤ちゃんほしいなぁ。」
と思ってしまいます。
しかし子供を諦めてもう2年以上経ち、夫婦二人の人生を受け入れられたのか、今の生活がとても幸せだと思えるようになってきました。
夫は「俺自身が子供みたいだから子供なんて育てられなかったかも。だからこれでよかったんだって思うんだよなぁ。」
なんて言っております。私のことを気遣って言っているのかもしれませんが、わざわざ心にもないことを言う様な人ではないと思っております。
グダグダと書いてしまいましたが
要するに”夫婦二人暮らしも最高だ”ということです。
夫は幼い頃に実母を乳がんで亡くしています。
お母さんの記憶はほどんどないそうです。
そんな夫のことを思うと、私まで早々に死ねません。
癌に打ち勝ち、願わくばあと30年は夫と共に過ごしたい、
なんて欲張りなことを考えております。
「毎日を大切に生き、一緒にいる人を大切にする」
病気をしてからこう思うようになりました。
気付くのが遅いかもしれませんが、気付けて良かったと思っています。
↑この姿、超理想。
最後までお読みくださりありがとうございました。
また次回も宜しくお願い致します。
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